今回のテーマは、
看護師の平均残業時間は?残業が多い科は何科か知ってる?について。
毎日、看護師の仕事お疲れ様です。
看護師の仕事内容は多岐に渡りますが、その上残業になればさらなる重労働になります。
自分の残業時間が多いのか少ないのか、平均の残業時間がどれくらいなのか気になりますよね。
残業って病院や所属する診療科、その施設のルールや上司の考え一つでも簡単に変わるものです。
自分の残業時間が平均的なものなのか知りたいと思ったことがあるはずです。
まず、他の看護師の平均残業時間がどのくらいなのかを見ていきましょう。
看護師の平均残業時間
看護師の平均残業時間で最も多いのが、1日1~2時間と言われています。
次いで、1日1時間未満、2時間以上4時間未満という結果があります。
中には1日4時間以上という看護師もいるようです。
新人の看護師なら、下準備のため出勤時間を早めて余分な時間働いているかもしれません。
自分の仕事が終わっていても、他のメンバーを手伝うことで残業してしまう人もいるかもしれませんね。
人それぞれ、残業の中身は違うことでしょう。
平均的な残業時間を基準に自分と比べてみることで、その内容を振り返ることも大切です。
もし平均よりも上回っているなら、残業の理由を分析して対策を練る必要があります。
看護師の残業が多い科の平均残業時間
看護師の勤務場所は幅広くありますが、実は看護師の残業時間は所属する診療科によって大きな差があるのです。
残業が多い科は結果からいうと、急性期の部署です。
救急外来やICUと手術室、循環器科・脳外科・外科などの病棟があげられます。
これらに共通するのは、重症度と急変の可能性が高い患者さんが対象であることです。
重症度が高ければ、移送や処置に時間と人手を要します。
急変が起きれば、追加の処置や記録が増え、落ち着くまで終わりの目処がつきません。
また、急変も重なることがよくあり、人手不足の中時間が過ぎていくことも少なくありません。
このような急性期関連の部署だと、平均残業時間も大きく上回ることになります。
先ほどの1日4時間以上の残業をしている看護師はこれに当てはまることになるでしょう。
逆に、療養型や慢性期・回復期関連の病棟などは、平均残業時間が少ない傾向にあります。
もし、平均残業時間の多さに悩んでいる原因が所属部署にあるのなら、解決策があります。
可能なら病院内の急性期関連のない部署への異動を希望しましょう。
病院自体が3次救急であれば、他の病院への転職を検討する必要があります。
残業が嫌なら定時で終わる病院に転職しよう
近年では、会社員の残業時間の多さが原因で自ら命を絶ってしまう、病気を発症するなどのニュースが多く取り上げられています。
企業を中心に残業を減らす風潮になってきました。
最近は病院などの医療現場も例外ではありません。
急性期関連と反対に、慢性期や回復期、療養型の病棟などは平均残業時間が少ないと言われています。
残業時間の多さを理由に、すぐにそれらの部署へ異動できれば問題ありません。
もし、あなたの働きたい部署が急性期関連であるなら、簡単に異動できませんよね。
今の部署にやりがいがあり、得意分野であれば続けて働きたいと思っているかもしれません。
自分のやりがいを優先させるのか、定時に仕事を終えることで趣味や家族との時間を作る方を取るのか…といつも悩んでいるのだと思います。
きっとどちらも大切で、選べないから悩むのでしょう。
では、どちらも手に入れる方法を考えましょう。
あなたが急性期関連の部署で働きたいと願い、定時で就業したいのなら、思い切ってどちらも可能な病院へ転職することをお勧めします。
世の中は、残業時間を減らす努力をする流れになっています。
必ず、探せばあなたの希望する部署が見つかるはずです。
看護師の平均残業時間は?残業が多い科は何科か知ってる?のまとめ
私も以前は残業時間の多い急性期関連の部署で働いていました。
自分も急性期が得意で、やりがいを感じていました。
しかし、結婚・出産を経て、残業時間はもちろん夜勤でさえ勤務が難しい状況になりました。
だからといって、あまり興味の持てない部署で働くことは気が進まず、悩んだ時期があったのです。
結果私の場合は、非常勤勤務(パート)を選択しました。
パート勤務は定時就業が前提です。
希望の部署を優先し、この勤務形態で募集している病院を探しました。
面接でもしっかり自分の希望を伝え、もちろん職場にも反映してもらえました。
探せば、きっと自分の希望が叶う職場があるはずです。
思い切って今の職場を見限る勇気を持ちましょう!