看護師をしていると、大変さに疲れて、もう辞めてしまいたいと思う事もありました。
何でこの仕事を選んだのか分からなくなる事もあります。
そんな時に、他の科の事が気になり、もっと大変な事もあるのだろうかと思い、調べてみた事をまとめました。
看護師の仕事で特に大変なことは?
看護師の仕事の中でも特に大変な事としては、急変、記録、ルートの管理など、挙げたらきりがない程、沢山あります。
そうした業務面での大変さの他にも、患者さんへの接し方にも気を配り、家族への対応にも神経を使います。接遇研修も行われていて、言葉遣いや気配りも求められます。
そしてナースステーションに帰って来てからも、同僚や医師との人間関係もあるので、本当に気を抜ける場面が少ない事こそ一番大変なのではないかと思います。
他にも、多方面から苦情を言われることも多々ありますし、インシデントで凹んで自信を無くす事もあり、何かとストレスの高い仕事です。
看護師の仕事が大変な科は?
仕事の内容によっても大変さが違い、比べるのも難しいのですが、どの科が大変なのでしょうか。
生命の危機に常に直面している救急外来は緊張感もあって、搬送されて来る患者さんの色々な疾患に合わせた適切な治療を迅速に行わなければなりません。
心疾患、脳血管疾患、外傷、アルコール、精神疾患など、あらゆる急性期症状に対応が求められ、看護師の高いスキルが求められます。
小児科や産婦人科は、かわいい子供が看護の対象ですが、家族の方へのケアも必要なので、より深い配慮が求められます。
時には小さな命が失われる場面にも立ち会いますから、子供が好きであればあるほど、喜びと悲しみに揺れない強さが求められます。
慢性疾患のケアをする内科系では、日々の処置や急変への対応、入浴や食事、清拭などの身体的な介助やケアがあり、体力と持久力、精神力も必要なので、肉体的にも精神的にも疲労が溜まります。
精神科においては、常に患者さんの状態に気を配って、看護師も精神的に負担が大きく、時に暴言暴力でダメージを負う事もあります。
科や、病院を変えると看護師の仕事が楽になった
現在働いていて、辛い、辞めたい、という思いが頭から離れない、でも辞めたくても辞められない事情もあります。
人手不足で、自分が辞めたら他のスタッフの負担が大きくなるのが分かっているから、辛いのは自分だけではないから、辛さもやりがいの一部だと感じているから、長年勤めてきたから今更変えるのは勇気がいる、など理由は色々あります。
でも、本当に大切なのは、自分自身が元気に楽しさを感じながら働ける事だと気付いた時に、理由を探して自分で自分を納得させていた事が分かりました。
笑顔の看護師さんに自分が患者さんだったらケアをして欲しい、でももう疲れてしまって笑顔になれない、そんな時には思い切って新しい職場に飛び込むのは良い方法だと思います。
職場が変わると、新しい事を覚えなくてはならないので大変な事もありますが、新しい気付きもありますし、何より新鮮な気持ちになれます。
新人の時の気持ちを思い出して、なぜ看護師になりたかったのか振り返るきっかけになったり、新しい人脈が出来て世界が広がる可能性もあります。
他の職場を見る事で以前の職場の良さに気付くことも出来て、自分に合った職場に必要な条件を明確に絞ることが出来ます。
重い肩の荷物を一度下ろして、改めて看護師の仕事の楽しさを実感できる事で、それまで辛いと感じていた業務にも別の視点があったことなど。思わぬ発見にもつながります。
まとめ
職場を変える事は勇気がいりますし、メリットだけではなくデメリットもあると思います。
せっかく学生時代にあれだけ頑張って看護師になったのだから、仕事をするならば自分に合った職場で楽しく仕事をしたいものです。
最初は憧れて念願の科に配属になったとしても、やってみて合わない、という事も貴重な経験ですから無駄にはなりません。
同じ病院であっても科や病棟が違うだけで雰囲気も業務内容も全く違う様に、職場が変われば今までとは違う世界が広がります。
幸いにも看護師の転職を支援してくれるサービスは充実しているので、どこに移ればよいのか分からない、給料の交渉なんてとても出来ない、周りにどんな病院があるのか知らない、という相談が出来るのは助かります。
辞める事を周りに知られたくない場合には、職場の同僚にも相談できませんから、外部の方に今の状況を相談するだけでも気持ちが楽になると思います。
看護師にとっても、転職はスキルアップにつながるチャンスです。
きっと、これで良かったと思える転職が出来るのではないかと思います。