いじめで看護師の退職を考えているあなたに見てほしい

私が看護師を目指したのは、命ってすごいなあって実感する体験をしたからでした。
10歳離れた妹。

生まれてすぐに、重い心臓病がみつかりました。

余命宣告を受け、心臓病治療において日本で3本の指に入るくらいの大きな病院でなければ手術ができないという難病でした。

ドクターに、「ここ(病院)にたどりつけない子どもたちもたくさんいるなかで、ここまで来てくれた以上は、僕たちが必ず助けます!」

そんな心強い言葉とともに、彼女は3000gもみたない小さな小さな体で8時間の手術を耐え抜きました。

命の現場に直面したのはこのときがはじめてです。

そんな医者になれる自信がなかったので、看護師を目指すようになったのです。

きっと看護師を含む医療従事者は、多少なりともこんな経験をしてきているのだと思います。

そんな強い志を持って、厳しい国家試験を突破し、実習でもミスを繰りかえしながらも、夢をかなえてきた看護師さん。

ホントに、ホントに、いじめが原因で看護師やめていいのか。

職場を変える、転職するって方向で一度考え直してみませんか?

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いじめで看護師が退職する割合

公益社団法人 日本看護協会の最新の調査2016年度によると、常勤看護師の離職率10.9%、新卒の場合だと 7.8%で、この数値は例年、ほぼ横ばいという結果が出ています。

看護師に限らず、どのような職場でも必ず離職者はいるので、看護師が特別高いとは一概に言えませんが、10%ということは10人に1人は辞めてしまうということなので、決して低い数値ではないように思います。

離職理由については、辞表に大抵の人は、「一身上の都合」としか書かないので、本当の理由については調査・分析は実際には不可能です。

もっと条件の良い職場が見つかった、(結婚を含む)家庭の事情や、責任の重さに耐えきれなくなったなど…。

良いことも悪いことも退職する人の理由は様々です。

ただ、学校に例えると、100人に1人くらいの割合でいじめによる不登校・保健室登校がいますので、そのように考えると、看護師も人間なのですから、退職者のうちの100人に2〜3人は深刻ないじめによる離職なのかもしれません。

データーとしてしっかり出ているわけではないので、(病院側も、いじめがありました!なんて公表するわけもないですし。)、いじめによる離職割合に関しましては、絶対こうです!と断言できない部分なのですが、かなりの割合でいじめによる離職者はいると思います。

いじめで看護師を退職するならコレだけやっておこう!

学校現場でもよく言われているように、「いじめであまりに辛かったら逃げてもいい!」
私も、そのように思っています。

特に看護師の職場は山のようにあるので、無理に今の職場にしがみつく必要はないと思うのです。

同じ仕事をするなら、充実した時間を過ごすほうが、絶対に良いに決まっています。

ただ、病院を変わるのも方法ですが、看護師としての職業を一旦お休みするのも良いかもしれません。

いじめによる退職は、決していじめた相手からの『負け』ではありません。

あなたが、あなた自身のことを大切に思っている証拠。

いじめによって疲れ切った心や体を回復させることが優先って判断したのであれば、一度看護師を辞めてみましょう。

そして、その時にぜひやってほしいこと!

人って不思議なもので、つらくて辞めたくて退職した仕事のハズなのに、心や体が回復すると、その世界に再び帰りたくなるものです。

患者さんから感謝された、命に関わることができた誇りなどの、楽しかった良い想い出がふとよみがえって、復帰したくなるときが来ます。

そうなったら、もう、ぜひぜひ復職してください!

あなたのような心優しい看護師さんは社会から必要とされています。

だから、いつでも復職していいように、そして、すぐに即戦力になれるように、

・医療の最新の知識は常に仕入れておくこと!
・基本的な知識ほど忘れやすいので、看護学校時代のテキストを見直すこと!
・お子さんかいらっしゃったら、包帯の巻き方の練習台になってもらうこと(笑)
3つ目は余計ですね(笑)

病院も患者さんもあなたのこと待っています。

いじめのない病院を探しましょう。

いじめがない看護師がいる病院の見分け方

いじめのない病院か、簡単に見分ける方法があります。

やたらと看護師の求人がある病院。

正直、いじめの多い病院である可能性はかなり高いです。

いじめがあるかどうかまでは正直わかりませんが、やたらと求人が多い病院は、辞めるという人が多いということなので、働きにくい環境であることを証明しているようなものです。

誰だって、人間関係がよければ辞めたくありません。

求人案内紙やハローワークなどでよく吟味して、いくつもの病院を比較してみて、職場環境について等、丁寧に説明してある病院は、経営者・看護師長などに良い人の場合が多く、また、良い上司には良い部下がつくものです。

まとめ

和気あいあいの病院は必ずあります!

例え、いじめで今の職場を退職しても、看護師という職業は辞めないでほしいと思います。

こんな素敵なお仕事って正直他にはありません。

看護師という職業を選んだあなたの人生に誇りをもってください。

いじめという余計なトラブルに悩まされる時間こそがもったいないのです。

いじめのある病院ならスパッとやめて、次に進めた方が、絶対あなたのためになります。

どれだけ良い仕事に関わるかによって、人生の充実感さえ変わってきます。

素敵な病院にご縁がありますように陰ながら応援しております。

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