今回のテーマは、
急性期病棟の看護師が辞めた後に活躍できる病院や科は？について。
急性期病棟の看護師は、常に患者さんの状態に注意が必要なだけでなく、肉体的にもハードで心身共に負担が多くて大変です。
正直もう辞めたいと思い、転職を考えているのではないでしょうか。
そこで、急性期病棟からの転職について、まとめてみました。
急性期病棟は看護師の業務の中でも特別
急性期病棟の勤務は、他の科に比べても特別忙しくて仕事の量も多くなります。
まず、入退院が多いですね。
それだけで、ルーチンの仕事以外の業務が増えて、計画やアナムネ、オリエンテーションなどに時間を取られます。
いつ急に入院が入るのか分からないので、いつもそのつもりでルーチンもスピーディーにこなさないとなりません。
入院中の患者さんの病状もまだ不安定なので、いつも観察を怠ることができませんから、緊張感を保つことが必要となります。
医療的な処置も多いので、一つのミスが大きな事故を招くこともありますから、慎重にチェックをしながら実施することにも集中力が必要です。
このように急性期病棟では、慢性期とは違った緊張感があり、急変や人の入れ替わり、指示の変更など様々な変化についていかなくてはなりませんし、個々の的確な判断力も必要となり、特に忙しくて大変なのです。
急性期病棟の看護師が辞めた後に活躍できる病院や科は？
急性期の看護師が転職したときに、どこの科に行くと活躍できるでしょう。
これは、どこに行っても活躍できると言って過言ではないと思います。
急性期のスピードについていく力があれば、慢性期や外来でも対応できますし、科が変わっても新しいことを身に付ける力がついているので、知らないことも着実に身に付けことができるでしょう。
あまりにのんびりと時間の流れる病院や科にいくと、最初のうちはカルチャーショックを受けることもありますが、慣れればゆっくりじっくりの看護の良い面を見つけられる事と思います。
採血や点滴については、全て医師が実施することになっている病院もあることと思いますが、もし難なくできるようであれば夜勤なしで日勤だけの、採血センターなども良いのではないでしょうか。
忙しくて一気に終わってしまう夜勤が苦にならない、むしろ好き、というならば、夜勤専従という働きかたもありますね。
このように急性期病棟で鍛えられた看護師は、どこに行っても大丈夫です。
看護師の病院転職後に同じ過ちを繰り返さない5つの考え方
転職をするときに、気を付けたいことがあります。
① 慢性期でも急性期と同じくらい忙しい病院もある。
急性期は忙しくて疲れたから、慢性期の病院で少しゆっくりと働きたい、と思って転職してみたら、混合病棟で色んな患者さんが一緒になっていてめちゃくちゃ忙しかった、ということもよくあります。
慢性期＝落ち着いている、という意味ではありません。
② 看護の常識が違って戸惑う。
急性期病棟だと、医療材料や処置方法、技術、手法が入れ替わるペースが比較的に早いと思いますが、転職先が時代の変化にゆっくりマイペースについていくタイプだった場合に、常識と思っていたことが通じない、ということもあると思います。
③ つい先のことを読んで次々に進めてしまいがち。
変化の早い急性期では、先を読みながら仕事を組み立てていかないと終わりませんし、周りに迷惑をかけてしまいます。
つい同じように早く、早くと仕事を片付けた結果、手が空いていると思われて、気付いたら人の仕事までやる羽目になってしまった、ということが起こります。
周りの看護師は助かって感謝されますが、ちっとも仕事が終わらない、なんてことになってしまいます。
④ 転職してみないと実際の様子は分からない。
実際にどんな業務の内容で、どんな雰囲気なのか、患者層はどのようになっているのか、見学や面接では分からない部分ですよね。
働いてみてからではないと分からない中の実情はたくさんあるのです。
⑤ 他の病院とのギャップは、勤めている知人にも分からない。
もし、転職したい病院に知人がいれば雰囲気やどんな病棟があるのか聞くことができるので良い情報源になり、紹介もしてもらえるかも知れません。
でも、あなたが今勤めている病院と知人の勤めている病院とのギャップや、具体的な違いは分からないと思います。
知人に、話が違うじゃない！と文句を言うわけにもいかないので、思っていたのと違ったら困ってしまいますよね。
そう考えると、やっぱり相談するのは転職サイトやナースバンクなど専門家に相談するのが良いのではないかと思います。
急性期病棟の看護師が辞めた後に活躍できる病院や科は？のまとめ
急性期で鍛えた腕を、他の病院で活かしたいと思うのは当然のことです。
そのためにも急性期病棟の独特な部分と他の病棟との違いを知って、どんな転職先を希望するかはっきりさせておいた方が良い転職ができます。
それを自分だけで分析して情報取集するのは、実際のところ難しいですし限界があります。
もし、同じような悩みを持って転職をした先輩の経験を聞くことができたら、これ以上の情報はありませんね。
そんな情報を豊富に知っている看護師の転職のエキスパートがいたら、すぐにでも相談したいですよね！
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外からは分からない、病院の中のことも情報を持っているので、急性期の経験を活かすことができて、でもこれまでのつらかった部分の相談もしながら、最適な転職先を見つけることができますよ！
転職はチャンスです。最高の職場を見つけてくださいね。