今回のテーマは、
看護師を辞めたいと思うのは人間関係が原因ではないですか？について。
看護師の職場は女性が多く、人間関係の悩みはつきもので、病院を辞める理由として人間関係は上位にあり、多くの看護師が悩んでいます。
今回は、人間関係で辞めたくなったときの対処法についてまとめてみました。
看護師にとって人間関係はつきもの
看護師の職場は、女性中心になりやすく人間関係も独特のものがあります。
和気あいあいと過ごせればよいのですが、病室へ行けば患者さんと接して命を預かる処置をし、ステーションに戻っても医師との連絡、指示受けもあり、緊張感が絶えません。
患者さんの家族に対して説明をするときや、時にはお叱りを頂くときにも接遇が求められ、ストレスも高い職場です。
また、先輩後輩もはっきりとしているので、どうしても力関係が生まれてしまいます。
人間関係のよい職場もたくさんありますが、人間関係が辛くて退職につながってしまう職場があることも事実です。
看護師にとって、人間関係は切っても切れない問題なのですね。
看護師を辞めたいのではなく、ある人と関わりたくない
人間関係がつらくて、看護師を辞めようかと思っているのであれば、ちょっと思い出してもらいたいことがあります。
いま、苦しめられている原因は何でしょうか？
あなたの看護で、笑顔になってくれる患者さんはいませんか？
立ち止まって考えてみて、自分にとって一緒にいるのが辛い相手が誰なのか、自分に向けて笑顔を向けてくれる人はいなかったか思い出すと、辛さの原因が見えてくるのではないかと思います。
看護師になろうと思ったきっかけを振り返ってみたときに、人間関係を上手に運ぶためではなかったはずで、そんなことで夢をあきらめるのはもったいないと思います。
あなたの看護で笑顔になってくれる患者さんがいるのであれば、看護師を辞める必要はありません。
原因となっている、あなたを苦しめる理由の対策を考えていけばよいと思います。
看護師を辞めるのではなく、病院自体を辞めませんか？
人間関係に悩んでいるということは、相手は年上の先輩や上司であることが多いのではないでしょうか。
ちょっとしたミスで罵倒されたり、陰口や悪口を言われたり、いつも監視されているような状況では、何をするにも緊張して簡単なことでもミスにつながってしまう悪循環になりがちです。
看護師の仕事は些細なミスが命に関わる仕事ですので、厳しく指導する必要があるのは当然なのですが、だからといって陰湿なことをする理由にはなりませんよね。
このような状況が続くと、どうしても自分が悪いのではないか、自分ができないのが原因なのではないか、と自分を責めてしまい、看護師としての自信も無くしてしまいます。
しかし、本当はミスが発生したら次は再発しないように職場全体で改善を考えることが必要であって、個人の責任だけではありません。
どんな理由であっても、誰かが辛い状態になっていても助けてもらえない、もしくは助けてあげたくても助けてあげられない職場の環境は健全ではありません。
こうした雰囲気は、変えたくても変えられるものではない、体質のようなものですので立ち向かっていくのは相当な覚悟とエネルギーが必要だと思います。
そのような内容にエネルギーを使うのであれば、思い切って新しい職場への転職を考えるのも一つの方法だと思います。
困ったときに助けてくれて、辛さを一人で抱えないように一緒に考えてくれて、安心して仕事ができる病院は、探せばあなたの近くにもあると思いますよ。
まとめ
人間関係が上手くいっていない病院は、病院全体が弱い者を責める体質になっている、問題があると思っても問題提起できない雰囲気があるなど、様々だと思います。
一方、辛いときや失敗をしてしまったときに、助け合うのが習慣になっている病院であれば、安心して楽しく仕事を続けていくことができます。
しかし、そうした病院を自力で探すのは難しく、求人を見ても見学や面接をしても、実際に働いてみないと分からない部分です。
そこで、疲れ切ってしまい、もう辞めたいと思っているときには、あなたの支えとなってくれるアドバイザーに相談して、次の職場では楽しく仕事ができるように一緒に探してもらうとよいと思います。
転職先を探す上で必要な条件に加えて、人間関係のどのあたりが苦手であるのか、どのようなサポートがあれば安心して働いていけるのかも無料で相談することができます。
求人に出ていない情報も把握していますし、これまでにサポートしてきた経験と実績から、あなたに合った病院をマッチングしてもらえるので、とても心強いと思いますよ！
看護師は、辛いことがあっても仲間と協力して解決していくときこそ、やりがいにつながって充実した仕事ができるものと思っています。
看護師そのものを辞めてしまう前に、もっとあなたに合った病院を見つけて、楽しく仕事をしていける可能性を探して欲しいと思います。